富士通は,2005年3月期の業績予想を下方修正した(発表資料)。2005年1月時点では連結売上高を4兆8000億円と予測していたが,4兆7630億円(対前年度比0.1%減)の見込みとした。1700億円としていた営業利益は1600億円(同6.5%増)へ,550億円としていた当期純利益は320億円(同35.6%減)へ,それぞれ修正した。ソフトウエア・サービス部門の収益が悪化したことが修正の主な原因という(関連記事1)

 なお,同社は2005年3月期に,ファナックやアドバンテストの株式売却益1332億円(関連記事2),日立製作所へのPDP事業譲渡益152億円(関連記事3)を,それぞれ特別利益として計上するが,土地評価損や国内製造子会社の株式評価損などの特別損失で相殺される見通し。