センサ・ネットワークといえば,ZigBeeなど低消費電力型の無線技術を用いるのが定説である。ところがそれに対し,無線LANのインフラを使ってセンサ・ネットワークを構築しようとするメーカーが米国に登場した。カリフォルニア州シリコンバレーのベンチャー企業であるGainSpan社である。消費電力を大幅に低減した無線LAN用送受信ICを開発し,機器メーカーなどに供給を開始している。同社の担当者が,開発の狙いやチップの構成について解説する。(蓬田 宏樹=本誌)

Bhupender Virk
米GainSpan Corp.Vice President,Business Development and Europe and Asia Sales