2008年2月に開催される,最先端の半導体回路技術の国際学会「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)2008」では,45nmルールのCMOS技術を利用したLSIの発表が相次ぎ,回路技術の微細化が一段と進みそうだ。また今回は,医療やヘルスケア,環境といった応用を意識した発表が柱の一つになる見通しである。

 「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)2008」(2008年2月3~7日)での,微細化や高周波化の流れは止まっていない。今回は,45nmルールのCMOS技術で製造し たUWB(ultra wideband)のRFアナログ受信ICや数百GHzといった極めて高い周波数で動作するCMOS回路が相次いで登場する。