海外メーカーに席巻されていた無線CMOSチップ市場に,日本メーカーが台頭する可能性が出てきた。

 東芝は2007年9月に米国サンノゼで開催された国際学会「IEEE 2007 CustomIntegrated C ircuits Conference(CICC)」で,0.13μmルールのCMOS技術で製造したBluetoothのRFトランシーバICについて発表した。同ICは,回路設計に独自のアーキテクチャを導入したことで受信感度の高さや,動作温度範囲の広さを実現した。