家庭内ネットワークの普及促進を目的として,米Intel Corp.が提唱する「Viivテクノロジ」。2006年6月以降は,著作権で保護されたコンテンツをネットワーク上で再配信できるなど,その機能が大幅に強化される。同社が,4月6~7日に東京で開催した「インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)Japan 2006」で詳細を明かした。

 ViivテクノロジはIntel社が2006年1月に正式発表した。既に対応パソコンが数機種販売されている。しかし,開発の遅れから,これまでは配信サイトからダウンロードしたコンテンツをパソコン上で再生できるだけで,家庭内ネットワークへの再配信はできなかった。Intel社は近く,Viiv対応の認定条件の一つとなっているソフトウエア・スタックに,複数の機能を追加した最新版をパソコン・メーカーなどに提供する。これによって,同社が当初明らかにしていたViivの構想がほぼ実現する。