車載ソフトの情報セキュリティに対する脅威が高まっている。放っておくと、悪意を持った攻撃者が遠隔で車両を操作するといった事態が生じそうだ。これを防ぐためにいま、日米欧で対策を練る動きが出始めた。日本で中心となって取り組むのが情報処理推進機構(IPA)である。本連載は、IPAで車載ソフトの情報セキュリティに関する検討を進める中野学氏が現状と対策について解説する。

 なお、本連載のテーマに関連して「車載ソフトのクラッキングに備える」と題したセミナーを2013年5月21日に都内で開催します。

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