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第4回:USB3.0,次世代仕様への期待と不安

根津 禎=日経エレクトロニクス
2009/09/09 00:00
出典:日経エレクトロニクス、2009年2月23日号 、pp.44-47 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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(前回から続く)

USB 3.0は,最大データ伝送速度を10倍以上にするなど大幅な機能拡張を果たした。新たな機能に対する期待感とともに,雑音対策やケーブルの太さなどへの不安の声も聞こえてくる。HDMIも携帯機器や車載機器への進出を狙うほか,ネットワーク機能の強化を図る。一方,パソコン業界では,DisplayPortの活動も活発化している。Intel社の支持をきっかけに,対応パソコンやモニターが増えていきそうだ。それぞれのインタフェース規格の最新動向をまとめる。

 USB 3.0と,現行仕様であるUSB 2.0との大きな違いは,最大データ伝送速度である。5Gビット/秒と,USB 2.0の480Mビット/秒から10倍以上に引き上げた(図1)。

図1 USB 3.0の仕様とコネクタ
USB 3.0の仕様は,USB 2.0に比べて大きく変わった(a)。新たなコネクタ仕様も規定された。標準仕様のA型は, 奥にUSB 3.0,手前にUSB 2.0の端子を配置してある(b)。標準仕様のB型は,上下にUSB 3.0とUSB 2.0の 端子を設けている。携帯機器向けのMicro仕様では,USB 2.0のMicro仕様のコネクタと,USB 3.0用の小型コネクタを横に並べた構造を採る(d)。(b)はミツミ電機,(c)はHon Hai Precision Industry社,(d)はヒロセ電機の 試作品である。

 高速化により,外部記憶装置とのデータ転送にかかる時間を短縮できる。「外付けHDDでユーザーが重視するのは,記録容量と価格,それにスピード」(バッファロー)。HDDの記録容量が増大するに従い,転送時間の短縮を求める声が大きくなっていた。このほか複数の待機時モードを用意しており,消費電力の低減を強く意識した仕様になっている。

対応LSIは2009年夏以降

 仕様が決まったことにより,ホスト・コントローラLSIや,USB 3.0の信号を受信してPCI Express信号を出力するブリッジLSI,あるいは周辺機器などの「デバイス」側に向けたコントローラLSIなどの開発が急ピッチで進んでいる。

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