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HDMI対USB 3.0――モバイルを舞台に激突

第3回:USBはケータイへ,HDMIはデジカメから

  • 根津 禎=日経エレクトロニクス
  • 2009/09/08 00:00
  • 1/3ページ
(前回から続く)

 2009年から2010年にかけて相次ぎ登場するUSB 3.0と次世代HDMIだが,携帯機器市場でどのような普及のシナリオがあり得るだろうか。

 まずUSB 3.0は,携帯機器の高価格帯の機種を中心に,現行のUSB 2.0を置き換える形で徐々に浸透していくだろう。「今後,海外の大手携帯電話機メーカーはUSBを標準的に載せる考えだと聞いている。小さな端子1個でデータ伝送と2次電池の充電が可能だからだ。Micro USB以外の端子を利用しているのは日本向け端末くらいだ」(あるコネクタ・メーカー)。

 USB 3.0の送受信ICの価格が低減すれば,いずれは普及価格帯の機種にも採用されていくことになる。USB 3.0対応LSI(ホスト・コントローラなど)は,2009年夏ごろにサンプル出荷が始まる見込みだ(図6)。USB 3.0対応LSIの価格は,発売から3年ほどで,現行のUSB 2.0と同等の価格になるという見方も出ている。例えば,USB 3.0-SATAのブリッジLSIの場合,「製品化された当初は,USB 2.0-SATAブリッジLSIの4~5倍になる。だが,3年後には同程度の約50米セントまで下がるだろう」(米Symwave,Inc.のマーケティング担当者)とみる。

図6 次世代仕様をめぐる動きが活発化
図6 次世代仕様をめぐる動きが活発化
HDMIやDisplayPortなどの次世代仕様が次々と策定される。USB 3.0やWirelessHDなどの新たなインタフェース規格に対応した製品も登場する。

耐久性確保に課題

 一方,次世代HDMIの携帯電話機への搭載には,乗り越えるべき課題が少なくない。耐久性と実装面積の問題である。

 まず耐久性の問題とは,求められる挿抜回数が携帯電話機では多いことである。例えばUSBの場合,携帯機器向け仕様であるMicro USBでは,標準仕様に比べて耐久性を高めている。例えばUSB 3.0の場合,挿抜回数は,標準仕様では1500回以上だが,Micro仕様では1万回以上に耐えられるように設計されている。HDMIの場合も1万回以上の挿抜が可能な耐久性確保が求められるだろう。しかし,「Micro USB並みに小さく,端子数が19と多い次世代HDMIでは,1万回以上の耐久性を確保するのは難しいのではないか」(あるコネクタ・メーカーの技術者)との声が出ている。

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