図1◎「i-swing」
図1◎「i-swing」
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図2◎3輪スタイル
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 トヨタ自動車は2005年10月11日、一人乗り電気自動車のコンセプトカー「i-swing」を東京モーターショー(一般公開日:2005年10月22日~11月6日)に出展すると発表した。9月まで開催していた愛・地球博には4輪の一人乗り電気自動車「i-unit」(関連記事)を展示していたが、i-swingはジャイロセンサを使って2輪でも走行できるのが特徴。

 i-unitと同様に歩行者が行き交う町中を走行するときには、運転者の視線が歩行者と同じ高さになるように立った姿勢に変化する。この場合、前輪が格納され、後2輪だけでバランスをとる。愛・地球博のトヨタグループ館では2輪だけでバランスをとった楽器演奏ロボットが登場したが、このロボットと同じような姿勢だ。

 2輪走行時のボディサイズは、全長985×全幅800×全高1800mmとなる。ボディは衝撃を和らげる低反発ウレタンを採用した。

 一方、機敏に動きたい時は、3輪スタイルに変化する。3輪スタイルでのボディサイズは全長1275×全幅800×全高1710mm。i-unitと同様の左右にあるスティックによる運転操作に加え、ペダル操作でも運転できる。前輪を1輪とし、さらに後輪左右の駆動輪が独立して上下に動くことでコーナリング時はバイクのように車体を傾けながら走行する。