開発した装置(左)と測定結果を表示したタブレット端末(右)。ストロー部から息を吹きかける
開発した装置(左)と測定結果を表示したタブレット端末(右)。ストロー部から息を吹きかける
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ダイエットプログラムに向ける
ダイエットプログラムに向ける
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 タニタは、息を吹きかけるだけで体脂肪の燃焼度合いを測定できる装置を開発し、「SPORTEC 2015」(2015年7月28~30日、東京ビッグサイト)に参考出展した。脂肪燃焼の指標となるアセトン濃度を、約0.1ppmの濃度まで測定できる。フィットネスクラブにおけるダイエットプログラムなどでの利用を想定しており、「なるべく早い時期に商用化したい」(タニタ)。

 呼気中のアセトン濃度から脂肪燃焼度を測る装置は、過去にも開発事例がある(関連記事)。タニタの開発品は複数のセンサーを組み合わせて測定するもので、サイズの小ささや低濃度までの測定が可能な点が特徴という。

 商用化に向けて「どのような判定を行い、結果をどのように表現するかを検討中」(タニタ)。展示ブースでは、測定したアセトン濃度や脂肪燃焼度をタブレット端末に表示するとともに、測定結果に応じておススメの食事レシピを提案するアプリケーションを紹介した。