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ものづくりプロセス改革の功罪

第8回:モジュラー設計の功罪(中)

  • 三河 進=NECコンサルティング事業部
  • 2013/04/23 00:00
  • 1/3ページ

擦り合わせ設計からモジュラー設計への変革

 前回は理想的なモジュラー設計の在り方をPCを例にとって解説した。では、擦り合わせ設計からモジュラー設計に変革していくには、どのように進めていけばよいのだろうか。実際、PCはモジュラー設計が実現されている典型的な製品だが、その多くは依然として擦り合わせ設計方式で開発されている。

 まず、擦り合わせ設計について考えてみよう。図1の左の表(設計ルールが未整備の状態)をご覧いただきたい。スペックと機能ユニットが多対多の関係となっていて、1つのスペックが変動すると、複数の機能ユニットが変動する状態になっていることが分かるだろう。そのため、スペックAを変更する場合、ユニットX、Yの両方または片方で調整を図ることで、スペックAを実現することになる。

 擦り合わせ設計の場合、一般的にスペックの実現方法は設計者に委ねられている。仮にユニットYが調整された場合、スペックB、Cの両方にも影響が出る可能性がある。従って最終的に製品として成立させるためには、スペックAだけでなく、スペックB、Cについてもテストや調整が必要になるのだ。これが擦り合わせ設計と呼ばれる所以であり、だからこそ複数の機能ユニットを調整しながらスペックの最適化を図らなければならない。

図1●擦り合わせ設計からモジュラー設計への変革
[画像のクリックで拡大表示]

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