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相手を説得する、言葉使いの妙

会社勤めに役立つ「部活」(下)

臼井 清=かなりあ社中
2012/06/07 07:00
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 こんにちは! かなりあ社中の臼井です。今回は前回に引き続き、社会人の「部活」について考えてみたいと思います(かなりあ社中のFacebookのファンページこちら)。

 前回は「Kopernik(コペルニク)」というNPO(非営利組織)団体の話題を軸に、会社の外で体験する社会人としての「部活」と、会社の中での活動についての関係を考えてみました。同団体は、技術を開発する「企業や大学」、資金を提供する「寄付者」、技術のユーザーである「途上国の生活者(団体)」の3者を結び付けることによって、途上国の貧困層である「BOP(Base of the pyramid)」の生活水準を引き上げる活動を進めています。

 コペルニクに限らず、こうした団体の活動や、セミナーなどに参加することで、会社の中での開発や企画の新しい発想を得られる可能性があるという話を紹介しました。実際、社外での「部活」が企業内での業務に役立った例は少なくありません。

部活で広がる発想力

 例えば、ある大手IT企業では、「グローバルリーダー育成」のメインプログラムとして、新興国のNPO団体に社員を派遣するという活動を始めています。この企業では従来も「先進事例を学ぶ」という趣旨で、他の同業大手や欧米の研究機関を派遣先とした同様のプログラムが存在していました。派遣先に新興国のNPO団体を加えた理由は「人材や資金のリソースに恵まれた大手の企業や研究機関よりも、NPO団体のようにリソースが不足している環境での活動の中にこそ、学べることが多い」ことにあります。

 このプログラムを発案した担当者は、社外での「部活」からインスピレーションを得たそうです。自身が社外のNPO団体などでの活動を経験していたからこそ、思い付いたというわけです。同じ悩みを持つ者同士が、似たような環境の中で語り合っても、なかなか新しい発想は生まれてきません。一つの企業の中で長く過ごせば過ごすほどに、発想は固定されてしまいがちだからです。

 最近、個人の「部活」だけではなく、人材教育や新しい市場創造のために会社を上げて同じような取り組みを手掛ける動きが、大手エレクトロニクス・メーカーでも始まりつつあります。

 パナソニックは、ベトナムのダナンに拠点を置く現地のNGO(非政府組織)と協業しながら、貧困層向けの商品を改良するプログラムを2011年12月から半年間かけて実施しました。「パナソニック・イノベーション・ボランティア・チーム」という名称のプログラムです。

 デザインを研究する社員を2012年2月から1カ月間、実際にベトナムに派遣したほか、経営企画やマーケティング、技術者など30歳代の総勢5人の社員がそれぞれの専門性を持ち寄ってプログラムに参加したといいます。このNGOは太陽光を活用した調理器具を電気やガスがない地域に提供する団体で、その調理器具を改良することが目的でした。

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