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エディターズ・ノート

位置情報関係者が集う“ニコタマ”

  • 河合 基伸=日経エレクトロニクス
  • 2012/05/09 10:00
  • 1/1ページ

 東京都世田谷区の南西に位置する“ニコタマ”こと二子玉川駅。そのニコタマに、位置情報関連の技術やサービスを開発する関係者が注目しているのを、ご存じでしょうか。注目の理由は、二子玉川駅にある商業施設が、さまざまな位置情報技術の一大実験場になりつつあるからです。

 例えば、2012年3月末まで実施された実証実験「ロケーション・クルーズ・プロジェクト」では、位置情報サービスの提供を容易にする「位置情報サービスプラットフォーム」を構築するとともに、屋内測位技術と屋内地図を活用しながら、さまざまな情報やクーポンの配信などを試みました。

4月25日にニコタマで開催された位置情報関連のイベントにも、多くの関係者が参加していました。イベントでは先の実証実験の結果も報告され、それによると参加店舗数は合計で1727店舗、ユーザー登録者数は3704人、クーポンの閲覧回数は1万4473回になったといいます。位置情報サービスプラットフォームの活用によって、位置情報サービスの開発コストが3~4割削減できたという結果も報告されました。

 一般に、実証実験が終わると、実験に用いた設備などは撤去されます。しかしニコタマでは、今回構築したプラットフォームや屋内測位用の送信機などを今後も流用して、新しい位置情報サービスの可能性を探る方針です。特に屋内測位用の送信機は、2012年夏以降にさらに増設する計画になっています。既に屋内測位を活用したアプリケーションが、公募によって40ほど集まっている状況です。

 位置情報技術は、今回のようなクーポンを配信する商業サービスに始まり、今後は災害対策や省エネ、安心・安全などを考慮した街づくりにも応用されていくことになるでしょう。ニコタマが位置情報技術でどのように変貌するのか、しばらく目が離せません。今後も継続して情報をお伝えする予定です。

 さて、ここで位置情報技術に関心をもたれた方に、お知らせです。ニコタマを位置情報関係者が集う場所にした立役者の一人である、慶應義塾大学の神武直彦氏を講師に迎えたセミナー「位置情報を活用するための技術を学ぶ」を開催します。興味がある方は、ぜひセミナーにお越しください。

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