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HOMEエネルギー省エネ特捜部のものづくり現場事件簿 > 第5回 ・ これからは省エネから正エネへ~第2弾:正エネに向けたノウハウとドゥハウ

省エネ特捜部のものづくり現場事件簿

第5回 ・ これからは省エネから正エネへ~第2弾:正エネに向けたノウハウとドゥハウ

  • 前田 直昭=積水化学工業
  • 2011/09/01 09:00
  • 1/2ページ

 前回も述べたように、製造における省エネルギーの本質は、安全に所望する品質を得るために必要な条件を明確にし、必要なときに、必要なだけ、最もよい手段で効率よくエネルギーを供給し、消費することである。

 ところが、製造部門にこの話をすると、大抵は笑われて帰される。「必要だから使ってるんだよ」と言う訳だ。ここであきらめるのは言語道断。その必要なエネルギーの量についてアプローチをしていくことこそが正エネの道のりだ。

図1●エネルギー消費機能分析視点例

 今回は、三つの視点のうち、「必要なとき」について正エネへのコツを紹介する。

必要なときとはいつか

 それは、本来の目的から見て、エネルギーが必要な時間である。その目的のために必要なエネルギー投入時間のことを、付加価値時間と呼ぶ。“正エネ”では、付加価値時間以外のエネルギー投入時間ロスをなくすアプローチだ。いわば、エネルギー消費のJIT(ジャスト・イン・タイム)化である。

 「必要なとき」には、気温や湿度、夜間などの「条件・時期」といった大きな分類も含まれるが、今回はプロセス稼働レベル内での視点で紹介しようと思う。時間軸を使って、ものづくりの過程とエネルギー投入タイミングを観察すると、不要な時間が見えてくる。

図2●エネルギーのJIT分析イメージ
[画像のクリックで拡大表示]

 実際には、消費電力量や、目的状態(加熱状態や冷却状態)などをデータで裏付けたもので分析していくと、より定量的なアプローチができる。応用編として、同じ時間軸を使って状態を「見える化」していくとよいだろう。

 このように付加価値時間の観点から時間軸上で損失を発見し、供給・停止タイミングをJIT化していくことで正エネは進んでいく。

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