バイエル薬品は2017年11月28日、「バイエル ライフ イノベーション アワード(Bayer Life Innovation Award)2017」の最終選考会を東京都内で開催し、大賞企業を表彰した。同アワードは、過去1年間に新規上場した企業の中から、事業分野を問わず、革新的や技術やアイデアで人々のよりよい暮らしに貢献し、新しい価値を創造した企業を称えるもの。2015年に始めた催しで、今回で3回目の開催である。

 大賞にノミネートされた企業は3社。介護度が軽度(要支援1~要介護2)の高齢者に向けたリハビリ型デイサービス「レコードブック」などを展開するインターネットインフィニティー、暮らしの中で発生するトラブルや困りごとを抱えるユーザーと、それに対応するサービスを提供する事業者をマッチングするサイトを手掛けるシェアリングテクノロジー。コピーライターの糸井重里氏が率いるコンテンツ企画・制作会社で、人々が集う「場」をつくるコンテンツなどを提供するほぼ日

栄冠はインターネットインフィニティーに
栄冠はインターネットインフィニティーに
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 大賞に選ばれたのは、インターネットインフィニティー。シェアリングテクノロジーとほぼ日には、特別賞が授与された。インターネットインフィニティーはリハビリ型デイサービス事業の他、ケアマネジャーの業務支援に向けた「ケアマネジメント・オンライン」などのWebソリューション事業、居宅介護支援や訪問介護などの在宅サービス事業を手掛けている。

 主催者挨拶に立ったバイエル薬品 代表取締役社長のHeike Prinz(ハイケ・プリンツ)氏は「当社の使命は、単に薬を販売することではない。イノベーションを通じて人を大切にする、心ある会社になることを目指している」と、アワードの開催意義を強調した。