戸ノ口堰小水力発電所の水車
戸ノ口堰小水力発電所の水車
(出所:会津電力)
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戸ノ口堰小水力発電所
戸ノ口堰小水力発電所
(出所:会津電力)
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 会津電力(福島県喜多方市)は、福島県会津若松市に同社初の小水力発電所「戸ノ口堰小水力発電所」を建設し、10月17日に竣工式を開催した。12月から稼働を開始する予定。

 戸ノ口堰土地改良区が管理する農業用水路から取水し、19.5mの落差を利用して水車を回して発電する。荏原製作所製の水車を採用した。最大出力は31.4kW、年間発電量は16万3500kWを見込む。収益の一部は会津若松市に寄付する。

 同社では、災害リスクの低減などを目的に、小規模分散型の太陽光発電事業を展開している。これまでに建設した発電所は高圧配電線に連系する案件は5件、低圧配電線に連系する案件は65件で、合計70件となる。合計出力は5.068MWで一般家庭約1400世帯分に相当する。

 主な高圧連系案件としては、出力1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「雄国太陽光発電所」を喜多方市に2014年10月から稼働している。なお、2018年度は低圧に連系する太陽光を13カ所に建設する予定。