東芝は、従来よりも100倍以上広い負荷電力範囲で実用的な変換効率が得られるSIMO(Single-Inductor Multiple-Output)型DC-DCコンバーター回路を開発した。この回路はコイン型電池で駆動するIoT機器向けのICに集積され、電池寿命の改善に寄与する。
SIMO型DC-DCコンバーターは、外付けするインダクターが1つでも同時に複数種類の電圧を出力可能である。このため、IoT機器向けの各回路ブロックに必要十分な電圧を供給することで、機器全体の消費電力の削減を期待できる。