山形銀行は、山形県遊佐町の出力18MWのメガソーラー(大規模太陽光発電)事業向けにシンジケートローンを組成した。10月20日に融資契約を締結し、10月31日に初回融資を実行した。組成金額は38億円。
生活クラブグループが主体となって設立した特別目的会社(SPC)「株式会社庄内自然エネルギー発電」(東京都新宿区)が事業主体となる。
主幹事は山形銀行、副幹事は庄内みどり農業協同組合と農林中央金庫が務める。庄内みどり農業協同組合と農林中央金庫が、地方銀行の組成するメガソーラー向けシンジケートローンに参加するのは初という。
同事業で建設する「庄内・遊佐太陽光発電所」は、31haの敷地に太陽光パネル6万7000枚を敷設する。出力は18MWで、年間で一般家庭5700世帯分に相当する1万8000MWhの発電量を見込む。また、CO2削減量は年間7600tになる。
売電先は、生活クラブグループの電力小売会社である生活クラブエナジー(東京都新宿区)と東北電力。太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)はSMAソーラーテクノロジー製を採用する。