京都大学は2016年10月14日、銅を挿入したビスマス-セレン化合物超伝導物質において、超伝導状態を引き起こす電子2個のペアたちが、特定の方向でペアを組む強さが弱くなるように自発的に整列する現象を発見したと発表した。これは、液晶のネマティック状態(液晶分子同士がある方向に整列することで、特別な方向を生じ回転対称性を破っている)に類似するため、「ネマティック超伝導」と呼ぶべき現象という。
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