三菱電機インフォメーションシステムズ(MIDS)と協和企画は、医師の講座受講情報の管理や保有資格を開示するサービスを開発した。ブロックチェーン技術と医師資格証(HPKIカード)を使用したe-ラーニングシステムを組み合わせたものである。

 医師の認証をHPKIカードで行うことにより、なりすましを防止する。ブロックチェーン技術で受講履歴や取得資格を管理し、自身のコントロールの下で公開することで安全に第三者がインターネットを介して確認することが可能となるという。

 同サービスにより、医師に対しては医療スキルの継続的な研鑽を支援し、市民に対しては従来以上に透明性・信頼性の高い安全な医療サービス関連情報の入手が可能となることをアピールできるとしている。

 両社は「CEATEC JAPAN 2018」(2018年10月16~19日、幕張メッセ)に共同展示し、今回のサービスを披露する。展示デモでは、企業労働者の健康管理などについて専門的な立場から指導・助言を行う産業医を例として、医師が専用のe-ラーニングシステムで資格更新などに必要な講習を申し込み、受講および受講完了結果の確認と、取得している資格情報が開示できる流れを紹介する。