埼玉県は9月30日、下水道局の二つの施設において、太陽光発電を開始すると発表した。10月1日に売電を開始した。
下水を処理する「水循環センター」の敷地内に、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置した。三郷市にある中川水循環センターに出力1.9MW、本庄市にある小山川水循環センターに出力1.8MWの太陽光発電システムを導入した。
二つのメガソーラーの年間発電量は、一般家庭約800世帯の消費電力に相当する、約4000MWh(400万kWh)を見込んでいる。
買取価格は32円/kWh(税抜き)で、東京電力エナジーパートナーに売電している。
発電設備は、リースを活用して導入した。設備の導入、リース、維持管理は、入札を経て、いずれも東芝グループによる共同企業体が担当している。
IBJL東芝リースが共同企業体の代表を務め、設備の導入は東芝、維持管理は東芝電機サービスが担当している。
太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。
公開当初、買取価格を誤って表記していました。正しくは、「32円/kWh(税抜き)」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2016/10/06 10:35]