テスラモーターズジャパンは2016年9月12日、SUV(多目的スポーツ車)型の電気自動車(EV)「モデルX」の発表会を行った(図1)。
SUV型のEVは、日本の市販車としては初である。発表会では、狭い空間でも後部ドアを開閉できるガルウィングドアの機構「ファルコンウィングドア」のデモを行った(図2)。
ファルコンウィングドアは、モデルXの大きな特徴である。従来のガルウィングドアの折れ曲がる部分であるヒンジが1つなのに対し、ファルコンウィングドアのヒンジは2つある。ヒンジが1つだと、ドアを開く角度が固定されてしまうため、車の横に広いスペースがないとドアを開くことができなかった。