アプリ画面
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データ解析結果
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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、起業家候補支援事業において、認知行動療法に基づく不眠症治療用スマートフォンアプリの臨床試験を、サスメドが2016年9月に開始すると発表した。

 サスメドとDeSCヘルスケアが共同で、認知行動療法のアルゴリズムを用いたスマートフォンアプリを開発する。臨床試験では、神経研究所附属晴和病院および芳和会くわみず病院と連携し、プロトタイプのアプリで睡眠改善効果を検証。今後、治療用ソフトウエアを医療機器として製造販売するために必要な申請手続きを行い、開発したアプリが医療機器として不眠症治療に利用されることを目指す。

 日本人の5人に1人は睡眠障害の疑いがあり、睡眠障害による経済損失は年間3.5兆円に上ると試算される。日本は諸外国に比べて睡眠薬の使用量が多い、という課題もある。