環境やエネルギー関連向けのIT関連サービスを手掛けるエナジー・ソリューションズ(東京都千代田区)は、太陽光発電を自家消費型で設置する際の提案書作成機能を開発し、9月3日からサービスを始めた。

 産業用ソーラーシステム提案支援サービス「産業用ソーラーマスター」の新機能として追加した。

 産業用ソーラーマスターは、太陽光パネルの設置条件から自動で発電量をシミュレーションし、初期設置費用に対する電気料金の削減効果を提示できる。Googleマップなど航空写真上に太陽光パネルの設置枠を記載するだけで発電シミュレーションを行え、補助金や投資削減などに対応した提案書を作製できるという。国内で販売される140社の太陽光パネルに対応する。

 固定価格買取制度(FIT)による太陽光の買取価格が下がり、再生可能エネルギーの利用を目指す国際的なイニシアティブ「RE100」に大手企業の加盟が拡大するなど、企業の自家消費向け太陽光の導入機運は高まっており、設置例も増えている。こうした企業ニーズを受け、今回新機能を追加した。FIT利用と自家消費の両方で提案書を作製できる。

 動作環境はWindows Vista/7/8/10で、表計算ソフトはMicrosoft Excel 2003/2007/2010、WebブラウザーはInternet Explorer 8/9/10/11。2ライセンス・サポート付きの年間契約で、初期登録費用は2万円、月額費用は3万円。また、追加ライセンスは1ライセンスあたり月額1万円、初期導入トレーニングは3万円。

「産業用ソーラーマスター」自家消費太陽光提案書
「産業用ソーラーマスター」自家消費太陽光提案書
(出所:エナジー・ソリューションズ)
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「産業用ソーラーマスター」モジュール自動割付ツール
「産業用ソーラーマスター」モジュール自動割付ツール
(出所:エナジー・ソリューションズ)
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