「ユーラス石巻ウインドファーム」完成イメージ
「ユーラス石巻ウインドファーム」完成イメージ
(出所:ユーラスエナジーホールディングス)
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 七十七銀行は、宮城県内では最大規模となる総出力20.4MWの風力発電所「ユーラス石巻ウインドファーム」に対して、プロジェクトファイナンス方式による融資契約を8月23日に締結した。融資金額は56億円。

 ユーラスエナジーホールディングスが100%出資して設立したユーラス石巻風力(宮城県石巻市)が事業主体となり、石巻市の籠峰山の北側尾根沿いに大型風車6基を建設する。2020年1月から商業運転を開始する予定。

 発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)を活用して東北電力に全量売電する。同行では、再生可能エネルギーの普及促進と地域経済の活性化を支援する観点から、プロジェクトファイナンスを提供したという。

 同事業は、環境省が東日本大震災の被災地で再エネの導入を加速し、地球温暖化対策に配慮した復興を目指す「平成23年度再生可能エネルギー事業のための緊急検討委託業務」の一環となる。