「つながるライト」の概要
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ビッグローブのIoT端末「BL-01」
ビッグローブのIoT端末「BL-01」
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 ボクシーズは2016年9月上旬、“IoT電球”による見守りサービス「つながるライト」と、ビッグローブのIoTデバイス「BL-01」を連携させた見守りサービスの実証実験を開始する。介護リフォーム事業を手掛けるユニバーサルスペースが協力し、同社が過去にリフォームを実施した独居高齢者宅を対象とする。

 つながるライトは、トイレや風呂の電球をIoT対応の電球に置き換えることで利用できるサービス。電気の点灯状況をクラウドに送信し、長時間点灯し続けているといった異常を検知すると家族や近所の見守り者にメールを送信する。

 実証実験では、点灯データをクラウドに送信するIoTデバイスとして、ビッグローブが法人向け評価用に販売するBL-01を採用する。BL-01はインターネット接続できる小型のAndroid端末で、IoT電球の点灯・消灯状況を受信するセンサーも搭載する。

 見守りの設定は、点灯させたIoT電球にBL-01を近づけるだけで完了し、トイレやお風呂など複数の場所を見守り対象にできる。自然な見守りを通して声掛け(コミュニケーション)のきっかけを作れるほか、照明の点灯状況をビッグデータとして取得し、生活リズムを可視化することでヘルスケアにつなげることも検討する。