CLIPLA Eyeのカルテ画面
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iPadで表示したCLIPLA Eyeのイメージ
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CLIPLA Eyeの連携イメージ
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 クラウド電子カルテ「Clipla」の開発・運営を行うクリニカル・プラットフォームは2017年8月23日、インターネットブラウザーのみで利用できる眼科診療所向けクラウド電子カルテ「CLIPLA Eye(クリプラアイ)」の提供を開始した。クラウド型の日医標準レセプトソフト「ORCA」および画像ファイリングシステム「RS_Base」(メディカル イン)をパッケージ化し、初期費用138万円(ORCAおよびRS_Base初期セットアップ費用、RS_Baseのサーバー代を含む)、月額4万9800円で利用できる。

 CLIPLA Eyeは、診療現場の眼科医の意見をフィードバックしながら開発。受付から検査、診察、会計までの診療フローに即した機能を実装した。医療従事者・スタッフが特別なトレーニングを要せず直感的に利用できるよう、独自のユーザーインターフェースを実現したという。

 また、眼科診療所では医療スタッフが検査対応などを一斉に行う診療スタイルが多く、複数人の医療スタッフが同一患者のカルテにアクセスして、カルテを編集できる「カルテ同時アクセス」機能を備えた。さらに、目の検査を行う暗室の環境下でも電子カルテを快適に利用できるよう、画面の白黒反転を実現する「ダークモード」など、眼科診療の効率化に特化した機能を搭載する。

 眼科診療では視力、視野、眼圧、眼底カメラなど院内検査装置と連携したデータの一元化が求められるため、画像ファイリングシステムのRS_Base(院内設置型システム)をパッケージ化した。さまざまな眼科検査機器との連携により、視能訓練士(ORT)の患者データ入力の工数削減につながり、患者1人当たりの診療効率を高めることができる。日本医師会ORCA管理機構が提供するクラウド型のレセプトソフト「ORCA」とも連携しており、スムーズな会計業務を可能にする。

 このほか、再来受付機能と診療費精算機能が集約されたクリニック向け専用端末「Clinic KIOSK」(日本データカード)やクリニック向け診療予約管理システム「Bee 診察予約」(メディ・ウェブ)など20 の医療機器やサービスと連携可能という。