太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)大手の東芝三菱電機産業システム(TMEIC)は8月19日、PCSの遠隔監視サービスを開始すると発表した。9月からサービスを提供する。
同社の遠隔監視システム「TMPV Simple Monitor」と、保守サービスをセットにしたサービスとなる。
PCSを新規購入し、保守サービスも契約した顧客に対して、遠隔監視システムをPCSに標準装備として実装し、遠隔監視サービスを提供する。同社製PCSを導入済みの顧客に対しても、同様の遠隔監視サービスを提供する。
遠隔監視システムで監視したPCSの状況は、インターネット経由でクラウドサーバ上にて管理し、警報を発した際には、メールで顧客に通知する。
顧客自身がインターネット上で状況を確認できるだけでなく、TMEICのPCS技術者が24時間・365日体制で遠隔監視していることから、異常や故障が生じた場合、早期の発見や迅速な復旧を支援できるとする。
これによって、PCSの不具合に起因する売電機会の損失を最小化できると強調している。