FiNCは2016年8月18日、ウェルネス・ヘルスケア領域に特化した人工知能研究所「FiNC Wellness AI Lab(FiNC Wellness 人工知能研究所)」を設置したと発表した。人工知能の研究で著名な東京大学 准教授の松尾豊氏と共同で立ち上げたもので、医療法人社団鉄祐会 理事長で医師の武藤真祐氏をアドバイザーに迎えた。

 研究所では、人工知能に関する新たな知見や技術の創出を目指すとともに、FiNCが蓄積してきたヘルスケアデータの統合・解析を加速させるという。これにより、ウェルネス・ヘルスケア領域での人工知能の利活用を促進する。食品や保険、医療など幅広い分野で人工知能を活用するための活動基盤の構築や、協業体制の強化にも注力する。

 FiNCはかねて、機械学習をはじめとする人工知能技術に着目し、ヘルスケアデータの蓄積と研究開発を進めてきた(関連記事1同2)。