ホンダの4輪車が中国で売れている――。同社が2017年8月1日に都内で発表した、2017年度第1四半期(2017年4~6月)の連結決算によると、ホンダの中国での4輪車販売台数は第1四半期として過去最高の34万台を記録した(図1~2)。

図1 決算発表会場のホンダ本社ビル
図1 決算発表会場のホンダ本社ビル
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 中国で好調なのは「シビック」や「アコード」、「XR-V」や「Avancier」などの車種だ。第1四半期はセダン系モデルの販売減少などで苦戦した北米市場を、好調な中国市場で穴埋めした格好となった。

 北米市場は前年度までの拡大傾向に対して、本年度は縮小傾向にある。決算発表に登壇したホンダ副社長の倉石誠司氏は「2016年末に発売した『CR-V』や、今秋発売する新型アコードなどで、2017年度は過去最高の販売台数を更新したい」と意気込んだ(図3)。

図2 ホンダの2017年度第1四半期、販売台数と損益状況
図2 ホンダの2017年度第1四半期、販売台数と損益状況
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