プロジェクトの体制図
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鳥取医療センター 院長の下田光太郎(左)とLASSIC 代表取締役副社長の西尾知宏氏(右)
鳥取医療センター 院長の下田光太郎(左)とLASSIC 代表取締役副社長の西尾知宏氏(右)
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 鳥取医療センターとLASSIC(ラシック)は、共同事業「ロボット病棟プロジェクト」を2016年6月30日から開始した。鳥取医療センターが新たに開所した認知症治療病棟において、ロボット技術などを活用した病棟づくりを進める。

 ロボット病棟プロジェクトでは、ITやIoT技術、ロボットなどを活用した省電力化・効率化・代替化・客観化、その他さまざまな活用方法を提案・検討する。少子高齢化社会や医療従事者不足に対応する地域医療の支援を目指す。また、事業推進に当たってはオープンイノベーション形式を採用。国内外のベンダーから広い知見を集めて問題解決にあたり、より高いレベルでの業界・社会貢献を目指す。

 プロジェクトの目的は「患者ケアの向上、家族安心の向上」「医療スタッフES向上」「オープンイノベーションによる業界・社会貢献」の3つ。検討例としては、ITやIoT技術を使った医療業務の効率化、感情解析技術を活用した客観的な感情状態の把握、ロボットによる患者の心のケアなどを挙げている。