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蓄電池の「仮想発電所」、米国の猛暑で活躍

  • 大場 淳一=日経BP総研 クリーンテック研究所
  • 2017/06/27 18:45
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 事業所向けに定置型蓄電池サービス事業を手掛ける米Stem社は6月26日、19日の週に記録的な猛暑に見舞われたカリフォルニア州で同社の顧客である事業者が設置した蓄電池の余剰電力を活用する「仮想発電所(VPP)」を複数回にわたって稼働させ、電力の需給ひっ迫解消に役立てた、と発表した。系統運用者であるカリフォルニア独立系統運用者(CAISO)と同州3社の大手電力事業者に緊急的に電力を供給した。

Stem本社(撮影:日経BP総研 クリーンテック研究所)
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 米国南西部では、6月17日頃から過去最高レベルの熱波が発生している。例えばネバダ州ラスベガスでは、17日に最高気温が43.3℃に達した後、25日まで連日の猛暑が続き、一時は2013年6月30日に記録した最高記録である47.2℃まで気温が上がった。

 カリフォルニア州でも、南部でネバダとアリゾナ両州との境に近いニードルズ(Needles)で51.7℃、砂漠地帯であり国立公園でも知られるデスバレー(Death Valley)では52.8℃と2006年の最高記録だった51.7℃を上回り記録を更新するなど、18~24日の間に酷暑が続いた。

 その結果、同州では冷房の需要が急増した。スポット市場(1日前市場)では価格が急騰すると同時に、需給バランスを安定化させて停電を防止するために緊急の電力供給へのニーズが高まったという。

 Stem社では、まず6月20日の午後5時に、パシフィック・ガス&エレクトリック(PG&E)社とサザン・カリフォルニア・エディソン(SCE)社に対して電力を供給した(関連記事)。この電力供給は、スポット市場での取引を通じ、前夜に決済済みとなっているものという。

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