ならコープでんきの太陽光発電余剰電力の買取料金プラン
ならコープでんきの太陽光発電余剰電力の買取料金プラン
(出所:CWS)
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 市民生活協同組合ならコープ組合員向け電力サービス「ならコープでんき」は、固定価格買取制度(FIT)の買取期間が終了した「卒FIT」住宅太陽光発電の余剰電力を買い取るサービスを11月以降、順次開始する。

 買取単価は、ならコープ組合員は10円/kWh、ならコープでんき契約者は11円/kWh、ならコープでんき契約者で再エネ共同基金参加者は12円/kWh。買取単価は2年間固定で、3年目以降は変動する可能性がある。

 なお、2009年10月以前から売電する家庭で、10月以降切り替え手続きを行わない場合は、関西電力の買取価格(8円/kWh)が自動的に適用される。買い取った電気は、地域のエネルギーとして組合員向けに供給する。

 ならコープでんきは、ならコープグループのCWS(奈良市)が運営する電力サービス。2017年度(2017年4月~2018年3月)に調達した電力構成は、ならコープのFIT電気が9%、他社のFIT電気が33%、市場調達(再エネ含む)が11%で、再エネ比率4割以上の電力を供給する。

 地域の再エネ電源としては、太陽光発電設備11事業所(約3.5MW)、奈良県東吉野村の「つくばね小水力発電」(82kW)、エコ・パワーが運営する「度会ウィンドファーム風力発電所」(500kW)から調達している。