九電工などは、三重県において、同県では最大級となる出力約71.9MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「宮リバー度会ソーラーパーク発電所」の建設を開始した。
三重県度会郡度会町にある山林を用地とした。敷地面積は約140haとなっている。
事業主体は、九電工のほか、東京センチュリー、再生可能エネルギー発電を手掛けるベルテクノエナジー(東京都千代田区)などが出資して、2014年7月に設立した特定目的会社(SPC)・合同会社宮リバー度会ソーラーパーク(三重県度会郡度会町)となる。
3月28日に現地で起工式を開催しており、丸4年後となる2023年3月29日に建設が終わり、その翌日の2023年3月30日に運転を開始する予定となっている。
稼働後の年間発電量は、一般家庭約2万6900世帯分の消費電力に相当する、約8万MWhを見込んでいる。
固定価格買取制度(FIT)による売電単価は40円/kWh(税抜き)で、中部電力に売電する計画としている。
EPC(設計・調達・施工)サービスは、九電工が担当する。
太陽光パネルはカナディアン・ソーラー製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。