脳動脈瘤内に新形状塞栓デバイスを留置
脳動脈瘤内に新形状塞栓デバイスを留置
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 テルモは2016年6月12日、米Sequent Medical社の全株式を取得する契約を締結した。買収金額は一時金が2億8000万米ドル、一定の条件達成に応じて最大1億米ドルを支払う。株式取得手続きは2016年7~8月に完了する予定。

 テルモは、市場拡大が見込まれる脳血管内治療(ニューロバスキュラー)をカテーテル治療に並ぶ重点分野と位置付ける。Sequent Medical社は、脳動脈瘤治療に使う新形状塞栓デバイス「WEB」を製品化済み。脳血管内治療市場は2018年に3000億円規模に育つと見込まれ、中でも新形状塞栓デバイスは大きな市場拡大が期待されるという。テルモはニューロバスキュラー事業の製品群にSequent Medical社が開発する新形状塞栓デバイスを加えることで、同事業を強化する。