兵庫県姫路市で出力約12.6MWのメガソーラーが竣工
兵庫県姫路市で出力約12.6MWのメガソーラーが竣工
(出所:ジャパン・リニューアブル・エナジー)
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 再生可能エネルギー発電事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区)は5月24日、青森県に出力約22MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「六戸ソーラーパーク」の建設を開始したと発表した。

 また、5月16日には、千葉県と兵庫県、栃木県に、3カ所・合計出力約25MWのメガソーラーが竣工したと発表した。

 同社は、米ゴールドマン・サックス・グループと、森トラスト・ホールディングスの森章社長が設立したMAプラットフォーム(東京都港区)による合弁会社の傘下企業である。

 青森県で着工した出力約22MWのメガソーラーは、上北郡六戸町にある工場跡地や山林だった土地(敷地面積:38万4610m2)に立地する。

 発電事業者は、同社とバイテックグリーンエナジー(東京都品川区)の子会社の共同出資によるSPC(特定目的会社)である、六戸ソーラーパークとなる。

 2017年8月に完成する予定で、稼働後の年間発電量は、一般家庭約6500世帯の消費電力を賄うのに十分な量を見込んでいる。買取価格は36円/kWh(税抜き)で、東北電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、ユアテックが担当する。太陽光パネルはハンファQセルズ製を採用する。

 一方、千葉県香取市では、出力約4.5MWのメガソーラーが竣工した。住宅地として開発が計画されたものの、実際の開発には至らなかった土地(敷地面積:8ha)を活用した。買取価格は40円/kWh(税抜き)で、東京電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、オリックス・ファシリティーズ(京都市下京区)が担当した。太陽光パネルは韓国のLS産電製を採用した。

 兵庫県姫路市では、出力約12.6MWのメガソーラーが完成した。高台にある採石場跡地土地(敷地面積:約111.4ha)を活用した。買取価格は36円/kWh(税抜き)で、関西電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、JXエンジニアリング(横浜市)が担当した。太陽光パネルは韓国のLGエレクトロニクス製を採用した。

 パワーコンディショナー(PCS)についてはいずれも非公表としている。

 また、栃木県芳賀郡益子町では、出力約8MWのメガソーラーが売電を開始した。敷地面積は約10.6haで、年間発電量は一般家庭約2400世帯の消費電力を賄える量を見込んでいる。