パワコンごとの発電量比較グラフ(イメージ)
パワコンごとの発電量比較グラフ(イメージ)
(出所:NTTスマイルエナジー)
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 NTTスマイルエナジー(大阪市)は、太陽光発電システムの遠隔監視システム「エコめがね」に、パワーコンディショナー(PCS)ごとに“発電量比較”“発電停止検知”などができる新機能を追加し、6月7日から提供を開始した。

 新機能は以下の3つ。PCSごとの発電量を時間割・日別でグラフ表示する機能は、PCSに起因する発電量の低下などをこれまでより早く発見できるようになる。従来も発電設備全体での発電量の「見える化」を提供していたが、これに「PCSごと」を加える。

 PCSごとの発電停止情報を太陽光発電設備のオーナーや販売会社へ通知する機能は、PCS起因の発電量低下などの見逃しを防止し、販売会社による素早い対応を支援する。発電停止を検知した当日の15時30分以降、順次メールで知らせる。従来の発電設備全体の停止を検知するアラートメールに加えて提供する。

 出力制御の実績を表示する機能は、PCSごとの発電量グラフに、出力制御率・制御時間を表示する。発電量の低下した時の要因把握を支援する。太陽光発電施設のオーナーは、毎月の「お知らせメール」でも確認できる。

 同社は今後、エコめがねで閲覧できる情報の充実、施工性の向上によるサービス導入の円滑化などを進めていく。また、ニーズの高まりが予想される自家消費モデルなどを見据えたサービス展開も視野に入れるとしている。