建物の屋上への設置例
建物の屋上への設置例
(出所:三協立山)
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 三協立山は5月31日、アルミ材によるルーバー(細長い板を隙間をあけて平行に組んだ目隠し用の構造物)に、太陽光パネルを組み込んだ「太陽電池一体型目隠しルーバー」の新製品を発表した。

 従来の横型に加え、縦型を製品化した。6月1日に発売した。

 同社のルーバーは、外からの視界を遮ったり、空調設備など屋外設置物の目隠しとして使われている。太陽光パネルを組み込むことで、屋外の外観をスッキリと見せながら、発電も可能とした。

 縦型の製品化によって、曲面などのさまざまな敷地の形状に対応できるとしている。

 今回の縦型のルーバーに組み込まれた太陽光パネルは、設置角が90度となる。横型では、83度だった。設置角を90度とすることで、パネルの表面に汚れや雪がより溜まりにくい利点がある。設置角が30度のパネルと比べても、年間発電量は平均で約65%を確保できるとしている。

 パネルが1枚と2枚のタイプを用意しており、1枚のタイプは幅210mm×高さ1535mmで出力38W、2枚のタイプは幅210mm×高さ3050mmで出力76Wとなっている。