シミュレーションソフトの米ANSYS社Enterprise Solutions and cloud担当副社長のRay Milhem氏は、同社が2016年第2四半期から導入した、クラウド・コンピューティング用の従量制ライセンス「ANSYS Elastic Licensing」の詳細を明らかにした。シミュレーションソフトをクラウドで実行できる権利を「AEU(ANSYS Elastic Units)」という単位で表して、ユーザーはソフトを実際に動かした時間の分だけのAEUを使う。ソフトの種類によってAEUの量は異なり、例えばソルバーをクラウドで1時間実行するのに必要なのは8AEU。ユーザーはあらかじめ、ある程度まとめてAEUを購入し、ソフトを実行すると手持ちのAEUが減る、という仕組みだ。1AEUの価格は国ごとに異なるが、米国の場合は3米ドル。
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