中国の太陽光パネルメーカーであるRisen Energyは5月24日、カザフスタンにおいて、出力63MWの太陽光発電プロジェクトを開発すると発表した。
この案件に関して、欧州復興開発銀行(EBRD)と資金調達の組成依頼書(マンデートレター)に調印した。
今回のプロジェクトでは、カザフスタンのグリーンフィールド(未活用地)にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。9月に着工し、2019年6月に完成する予定としている。稼働後の年間発電量は、10万8719MWhを見込んでいる。
Risen Energyは、このほかにもカザフスタンにおいて、出力40MWのメガソーラーを開発している。この案件でも、欧州復興開発銀行が資金調達の組成依頼書に調印ずみである。
同社によると、カザフスタンにおいて、中国企業では初めての太陽光発電所の開発になるとしている。
中央アジアの旧ソ連の国では、海外から資本や投資家を呼び込み、その資金でインフラを整備し、経済成長を目指す動きが続いている。その一環で、外資系企業による太陽光発電関連への投資案件が相次いでいる。
南隣りのウズベキスタンでも、外資による太陽光発電プロジェクトの開発がはじまっている(カナダSkyPowerによる開発の関連ニュース)。