水中点検ロボット
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水中点検ロボット
水中点検ロボットの構成技術の特徴
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水中点検ロボットの構成技術の特徴

 パナソニックはダムの水中点検ロボットを2016年5月25日、報道関係者に公開した。老朽化が進むダムを半自動的に点検でき、視認性が低い水質でも作業できる。ロボットは水深200mまで稼働可能で、連続稼働時間は2時間程度。同社は2016年度中の事業化を目指す。

 ダイバーの潜水による点検は窒素酔いや減圧症といった危険を伴う。水深が大きいと点検作業がわずかな時間しか作業できないという問題もあった。現在ダムの老朽化は深刻で、2022年には全国のダムの70%ほどが建設から50年以上を経過するという。そこで同社はダムの堤体やゲートの損傷を早期に発見するため、ロボットを導入する。