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日立造船の独子会社、仏でバイオガス精製装置を受注、メタンを生産

2017/05/18 19:47
工藤宗介=技術ライター
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廃棄物焼却発電、バイオメタン精製、PtGシステムのイメージ
(出所:日立造船)
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 日立造船は5月15日、グループ会社でバイオガス精製装置の設計・製造などを行う独Hitachi Zosen Inova BioMethan社(HZIBM社)が、このほどフランスのバイオガスプラント事業者向けにバイオガス精製装置を4件受注したと発表した。

 今回受注したバイオガス精製装置は、各プラントが生産するバイオガスに含まれるCO2を除去してメタンガスを生産する。精製方式はメンブレン方式を採用する。生産能力は130Nm3/h。納入場所は、ボルドー近郊、グラン・テスト地域圏、オー=ド=フランス地域圏、サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏の4カ所。2018年4月から2019年3月にかけて順次、稼働する。

 欧州では近年、バイオガスプラント向けバイオガス精製装置の需要が見込まれている。HZIBM社は、2017年4月にも仏セーヌ・エ・マルヌ県ブリ・コント・ロベールに建設されたバイオガスプラントにバイオガス精製装置を納品した実績がある。

 同社は、欧州におけるごみ焼却発電事業でトップシェアを誇るスイスHitachi Zosen Inova社(HZI社)の子会社。HZI社が2015年に取得した、独MT-BioMethan社のバイオガス精製における技術・ノウハウ、実績、特許、工場などの資産一式をもとに発足した。

 このほかにもHZI社は、2016年にPower to Gas(PtG)システムの開発・販売を行う独ETOGAS社の資産を買収。PtGにかかる事業運営件、スタッフ、特許権などの関連資産を移管して、新たに独Hitachi Zosen Inova Etogas社(HZI Etogas社)を設立した。

 PtGは、再生可能エネルギーの需給バランスの崩れから生じる余剰電力を水素やメタンといった燃料に変換して貯蔵・輸送・利用する蓄エネルギー技術。HZI Etogas社は現在、PtG事業の世界展開に向けて実証実験を進めている。

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