国東第二自然電力太陽光発電所
国東第二自然電力太陽光発電所
(出所:自然電力)
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 自然電力(福岡市)は、大分県国東市に「国東第二自然電力太陽光発電所」について、2016年5月1日付で、リファイナンスが完了したと発表した。同発電所は、昨年12月25日に商業運転を開始していた。

 「国東第二自然電力太陽光発電所」は、国東市武蔵町に位置する民有地約4万6700㎡を利用した出力約2.4MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)。太陽光パネルは、カナディアンソーラージャパン製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム (TMEIC)製、架台はPowerway社製を採用した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、juwi(ユーイ)自然電力(東京都文京区)が担当した。O&M(運営・保守)はjuwi自然電力オペレーション(東京都文京区)が担う。両社とも自然電力のグループ企業となる。想定年間発電量は290万kWhを見込む。

 同発電所の事業資金は、当初、豊和銀行による融資と、自然電力を主とした匿名組合出資により調達した。5月1日付で、事業主である国東武蔵自然電力合同会社が社債を発行し、一般社団法人グリーン・市民電力(グリーンコープ共同体により福岡市に設立された法人)が引き受けることで、調達額の一部についてリファイナンスを実施した。社債で調達した資金は、匿名組合出資の一部返還に充てる。

 発電した電力は、現在、固定価格買取制度を活用して九州電力へ売電しているが、今後、グリーンコープへの売電も検討する。

 同発電所は、自然電力グループが完工したメガソーラー事業として、大分県内で4件目、自然電力グループが全国で保有する自社案件として15件目となる。