三重交通グループホールディングスの事業会社である三交不動産(三重県津市)は2月、三重県志摩市において、出力約14MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「志摩磯部メガソーラー発電所」が稼働を開始したと発表した。
志摩市磯部町⽳川にある敷地面積約14haの土地に立地する。元は山林で、その多くの部分を所有する企業グループが造成し、三交不動産が借りている。
太陽光パネルの設置容量14.008MWに対して、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力は11.25MWとなっている。
買取価格は36円/kWh(税抜き)で、中部電力に売電している。
年間発電量は、一般家庭約4770世帯の消費電力に相当する、約1717万9000kWhを見込んでいる。
発電事業者は三交不動産で、EPC(設計・調達・施工)サービスは千代田化工建設が担当した。
太陽光パネルはソーラーフロンティア製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。
三交不動産にとって、21カ所目の太陽光発電所の稼働となり、その合計出力は約60MWに拡大した。