米カリフォルニア州サクラメント（Sacramento）のFushin Enterprises社は「アースデイ」の4月22日、ウェスト・サクラメントの「Denny's W. Sacramento」店が、設備容量105.6kWのソーラー・カーポート・システムからの電力を購入する契約（PPA）を締結したと発表した。
Fushin社はレストラン「デニーズ（Denny's）」をフランチャイズ加盟店として経営している。
今回のPPAによって、同店は、電力事業者のPacific Gas ＆ Electric（PG＆E）から購入した場合に比べ電気代を65％以上、節約できる。電気代削減額は、PPA期間中のトータルで100万ドル以上に達すると見込む。
環境面では、約4000tの温室効果ガスの排出抑制効果となり、9万本分の植樹に相当するという。
同プロジェクトは、中小企業向けに省エネルギーサービスなどを提供するSol Power Energy社が企画・開発した。EPC（設計・調達・施工）サービスと資金調達は、Spectrum Energy Development社が担当した。
Fushin社の代表でDenny's W. Sacramento店のオーナーであるBobby Chao氏は、同店を2012年にウェスト・サクラメントの現在の場所に移転した。建築物の環境性能を客観的に評価する指標として米国で事実上の業界標準となっているLEED認証も、このときに取得した。
同氏は2016年にSol Power社と提携し、中小企業が消費するエネルギーを生み出す手段として太陽光発電を活用することを決めたという。
加州ウェスト・サクラメントの「Solar Denny's」と105.6kWのソーラーカーポート
（出所：Solar Denny's）
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