花王ペナングループ事務棟屋根の太陽光発電設備
花王ペナングループ事務棟屋根の太陽光発電設備
(出所:花王)
[画像のクリックで拡大表示]

 花王は4月25日、マレーシアにあるグループ会社の敷地内に出力136kWの太陽光発電設備を導入したと発表した。ケミカル製品とビューティケア製品の製造販売を行う花王ペナングループの事務棟の屋根上で、4月2日から運用を開始していた。

 年間発電量は約295MWhを見込み、これは約134tのCO2排出の抑制効果に相当するという。発電した電力は、事務棟内の照明や空調などに自家消費する。太陽光パネルとパワーコンディショナー(PCS)のメーカーは非公表。

 花王グループでは、事業活動による温室効果ガス排出量削減に向けて、再生可能エネルギーの導入を推進している。4月19日にも、同社グループの愛媛工場(花王サニタリープロダクツ愛媛)の屋根上に出力334kWの太陽光発電設備を導入し、運用を開始したと発表していた。こちらも発電電力は全て自家消費する(関連記事)。

 このほか、これまでに愛媛工場や和歌山工場、厚木ロジスティックセンターなどの自社設備に太陽光を導入している。加えて、欧州の4子会社ではすべての購入電力を再エネ由来に転換した。