長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所
長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所
(出所:ソネディックス・ジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]

 太陽光デベロッパーのソネディックス・ジャパン(東京都港区)は、長野県諏訪市のゴルフ場跡地に出力46.8MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「長野諏訪ゴルフメガソーラー発電所」を建設し、操業を開始した。4月18日に竣工式を開催した。

 ゴルフ場に使われていた127haの土地に、米サンパワー製の太陽光パネル14万3080枚と東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製のパワーコンディショナー(PCS)22台を設置した。年間発電量は、約1万4250世帯分に相当する5万7000MWhを見込む。発電した電力は中部電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスはJFEプラントエンジ(東京都台東区)が担当した。両社は、地域社会へのコミットメントの一環として、同発電所近隣にある「ザゼンソウの里公園」周辺の遊歩道の整備、釣り堀跡地の整備、新標識の設置などに財政支援を行っており、さらにザゼンソウの里公園前の県道にはソーラー街路灯を設置する予定。

 同発電所は、ソネディックス・ジャパンが国内で開発および建設を進める太陽光発電所のうち、最初に稼働する大規模案件となる。ソネディックス・ジャパンは、日本国内の太陽光市場に今後数年間で15億ドル以上を投資し、同発電所を含めて発電量を400MW以上に拡大する予定。

 ソネディックスは、JPモルガン・アセット・マネジメントのインフラ投資ファンドの出資などによって設立された。2017年10月時点で、世界143カ所で太陽光発電所を稼働もしくは投資対象としており、総発電容量は500MWを超えるという。今後も2020年までに1GWを目標に太陽光の開発を進めていくという。