スパークス・グループが手掛けている富山県内のメガソーラー 
スパークス・グループが手掛けている富山県内のメガソーラー 
(出所:日経BP)
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 スパークス・グループは3月30日、同社グループの太陽光発電所に投資するファンド(投資事業有限責任組合)を新たに組成し、大分県宇佐市のメガソーラー(大規模太陽光発電所)に投資すると発表した。投資するメガソーラーは出力約50MWで、同社グループの手掛ける太陽光発電プロジェクトで最大規模となる。

 新たに組成したファンドの名称は、「ミライ・グリーン・エナジー2号投資事業有限責任組合」。スパークス・グループは無限責任組合員として、1億円を出資する。有限責任組合員は、三井住友銀行とN-REIF1号投資事業有限責任組合で総額35億円を出資する。同組合は、三井住友トラスト・インベストメントと伊藤忠エネクスが設立したファンド。

 ファンドマネジャーは、スパークス・グループ子会社のスパークス・アセット・マネジメントが担当する。

 投資するメガソーラーの事業体は、SGETみやこメガソーラー合同会社となる。大分県宇佐市内に建設し、出力規模は50.02MW。総事業費は、約230億8000万円を見込んでいる。2018年4月に運転を開始する予定。いまのところ、九州地方での一連の地震による建設計画への影響はない見込みという。

 スパークス・グループは、ファンド運営事業者として、これまでに総資産規模約1100 億円、発電容量約272MWの再生可能エネルギー発電事業を投資対象とする、複数の投資事業組合などを組成し、資金運用を手掛けている。