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酒田港のメガソーラー、1.2MWから28.5MWに増設、連系点を既設風力と共用

ゴールドマン系のJREが出資、EPCはユアテック、パネルはソーラーフロンティア

2017/04/20 07:44
加藤 伸一=日経BP総研 クリーンテック研究所
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増設の起工式の様子
(出所:ジャパン・リニューアブル・エナジー)
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 再生可能エネルギー発電事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区:JRE)は4月17日、山形県の酒田港にあるメガソーラー(大規模太陽光発電所)「酒田港メガソーラー」において、増設の起工式を開催した。

 同社は、米ゴールドマン・サックス・グループと、森トラスト・ホールディングスの森章社長が設立したMAプラットフォーム(東京都港区)による合弁会社の傘下の企業。

 酒田港リサイクル産業センター(山形県酒田市)が2013年9月に稼働させた出力約1.2MW(連系出力1MW)のメガソーラーを、出力28.531MWに増設する。

 稼働中の太陽光パネル7520枚に対して、約20倍となる15万6160枚を新たに並べる。増設するパネルの出力は27.328MWとなる。

 増設と増設後の運営は、JREと酒田港リサイクル産業センターの合弁による特定目的会社(SPC)、酒田港メガソーラーパーク合同会社が担う。

 このSPCが、当初の出力1.2MWのメガソーラーを酒田港リサイクル産業センターから取得し、出力を約28.5MWに増設した上で、2018年4月に増設部の運転を開始する。

 メガソーラーで連系出力を増やすことは、連系先の電力会社が受け入れ可能で、経済産業省が認めた場合には、可能である。ただし、出力をこれほど高める増設例は珍しい。連系先の送電線は、高圧から特別高圧に変わる。

 今回のメガソーラーの立地場所は、ジャパン・リニューアブル・エナジーの酒田風力発電所(出力約16MW)のすぐ近くにある。メガソーラーの増設後は、この酒田風力発電所の連系点から特別高圧送電線に送電する。

 これによって、連系設備の導入費や連系負担金を低減できる。これが増設を実現できた要因の一つだったという。

 増設分の用地は、新日鉄住金グループから借りる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、ユアテックが担当する。太陽光パネルはソーラーフロンティア(東京都港区)製を採用した。採用したパワーコンディショナー(PCS)は、非公開とする。

 基本的に同じ発電設備を採用し、酒田港リサイクル産業センターによると、EPCのユアテック、太陽光パネルのソーラーフロンティアは、当初の1.2MWと同じである。

 売電価格は非公開とし、発電電力は東北電力に売電する。「増設」と認められたため、造成前の売電価格が適用されるが、買取期間は、増設前の発電所の運転開始時期から起算して20年間となる。

 今回の増設に要する資金のほとんどは、プロジェクトファイナンスによる融資で賄う。

 新生銀行は4月17日に、幹事行としてシンジケートローン(一つの融資契約書に基づく同一条件の融資)を組成し、総額74億円を融資することを発表した。

 同行のほか、山形銀行、荘内銀行、きらやか銀行という山形県内の地方銀行3行が、融資に参加した。

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