矢野経済研究所がまとめた民間企業のデジタルイノベーションに対する意識や動向の調査によれば、日本の平均的な企業はデジタルイノベーションに消極的なことが分かった。革新的な技術やビジネスモデルの採用について自社の企業風土を7段階で自己評価してもらったところ、「4(普通)」という回答が全体の23.6%と最多を占めたものの、平均値は3.17にとどまった。調査期間は2016年7~8月で集計対象の企業数は542社。

デジタルイノベーションに関する企業風土(図:矢野経済研究所)
デジタルイノベーションに関する企業風土(図:矢野経済研究所)
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 同じ調査で回答した企業の創業年の平均値を求めたところ、企業風土が積極的な企業は若い(創業年が新しい)企業という傾向が見られた。

デジタルイノベーションに関する企業風土と創業年の関係(図:矢野経済研究所)
デジタルイノベーションに関する企業風土と創業年の関係(図:矢野経済研究所)
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